本日はCH7期・8期・9期の3学年合同で、由井学長によるオーガノン講読のDVD授業が行われました。
今回のテーマはホメオパシー医学の中でも中核となる大事な部分であるオーガノン格言38~51の「治癒の方向性 Returning of Old Symptoms」「複数の病気が一人の体に存在するという」パートをケースや例え話を交えながらわかりやすく解説され、ホメオパシーならではのダイナミックさを感じさせる授業となりました。
「治癒の方向性」の理論は、ホメオパシー治療の中でもしっかりと理解しなければならない原理のひとつです。クライアントがレメディーをとっていくうちに、過去に抑圧したかかりきれなかった症状が再浮上し、それらを出し切りかかりきる事によって、治癒に向かって行ったケースが紹介されました。
今回の講義も、オーガノンの格言と学長相談会の症例集を使用しての解説が行われ、理論を実践的に肌で感じることで、とても分かりやすく理解できたと思います。
質疑応答の時間には、授業で理解できなかったポイントや日常のホメオパシー実践を通しての質問など活発な質問がなされ、学生は本日も多くの学びを得たことと思います。
学生の皆様お疲れさまでした。
【講義アンケート】
●今日の講義はとても難しく今日一日聴いただけで理解しきれる内容ではありません。でも、本質的なホメオパシーの理論、ホメオパシーの正しい作用の仕方を含めはっとする内容が多く、盛り沢山な一日でした。講義でオルガノンを読むとすごい事が書いてあるとわかるのに、家で読むと、内容が頭に入って来ずいつまでたっても進みません…改めてホメオパシー療法のおもしろさを知りました。Zenメソッド確立前の処方がいくつか出て来ましたが、今の講義ではMなどの高ポーテンシーは使わないのでどのような使い方が良いのかとても興味があります。
●久しぶりにオルガノン購読の授業でした。病気が類似しているかどうか、古いか新しいか、強いか弱いかで出てくる症状が左右されるといいうのはとても面白く、法則を見出したハーネマンはすごいなと思いました。Returning of old Symptomsを学んだケースでは、一貫してある症状(湿疹)や今最も辛い症状の変遷、抑圧の蓋がレメディーによって取れた様子がとてもわかりやすかったです。
●子供が小さいとき、風邪をひく前日、少し前にアトピーやアレルギー性鼻炎が一瞬治るのをいつも不思議に思ってました。また、精神疲労の方々にガンがあまりいないのも不思議に思っていました。こういうことだったのか?!と腑に落ちる思いでした。ワクチンは身体の弱い人が生き残るために必要というのも説得力のある話で、ワクチンについて理解を深めるのに役立ちました。(慢性病を作り命を長引かせただけかもしれないですが)
●慢性病を治療していると、古いかかり切れなかった病気が次々と出てくる人について、昔の病気かどうかの判断も難しいし、症状でひどいと新しい病気のようにも考えてしまい恐ろしくなります。主訴の症状がそのままで(もしくは悪化していて)今までなかった症状がひどく出てきた場合、治癒の方向に向かっていると考えるのは経験のない私たちには難しかったです。今後勉強をつみ重ねればそれも分かるようになるのでしょうか。
●今日の講義は大変重要でホメオパシー治療の柱となる内容でした。1年生でオーガノンの授業を受けた時はちんぷんかんぷんでしたが、少し分かるようになってきました。しかし、症状をきちんとつかむために臨床病理をしっかりと勉強しないと処方も適格にはできないと思いました。3年生も半分過ぎましたが、今までの学習をしっかりと押さえ、積み上げていかなければと焦りみたいな感じがあります。
●オルガノンの授業はとらこ先生が分かりやすく解説してくれるので理解できます。本を読んでいると難しく感じてしまうのですが。ありがとうございます。クライアントも不安になるからきちんと説明しながら治療するという事が大切なんだというとらこ先生の言葉がよく分かりました。マヤズムがくっついて症状を出すというところなどもとても興味深かったです。
●作用、反作用、今まで学んだことが理解できてないと今日の授業はとても難しく感じました。クライアントの症状を見て、今どこの病気になっているのか?見極めていく事の難しさをとても感じました。レメディーがどうやって病気を治していくのか?は理解できましたが、同種を見つけていく事の難しさを感じました。しっかりと復習しなくてはと思いました。
●とても分りやすい説明で、とても理解しやすく6時間があっという間でした。異種療法の危険さについても再認識できました。現代人は医原病のない人が少なく、ハーネマンの頃より複雑化しているので患者さんを診る上でいかにタイムラインを細かく聞き、どのような背景があるのかを知る必要があるなぁと感じました。
●今日の講義はレメディーを処方する上でとても重要な示唆に富んだ内容で、200年以上前にこのような事を観察しているハーネマンの慧眼に改めて感銘を受けました。オーガノンは読むのが難しい本なので、とらこ先生に解説して頂けるのが非常にありがたいです。ありがとうございました。
●天然痘で他の病気が治ったのは驚きでしたが、このような例を見ても同種の法則が確信的になったのかと思いました。水虫の症例では、水虫出来たクライアントが実は他にもトラブルがあって過去にも色々あり、それがレメディーで出て来たのがおもしろかったです。
●今日の講義はとても難しく感じましたが、今後治療していく上でとても大切な事になってくると思うので、再度DVDで学び直そうと思います。予防接種の原理をより深く知る事ができて良かったです。又、強い体づくりが本当に大切だと感じました。(=病気と闘える体を作っておく。)
●分るようで、分らないような難しい授業でした。理解は少し出来ましたが、自分では説明できない内容です。いっぱい経験を積むことでそのうち分ると信じて頑張ります。今日もありがとうございました。
●とても興味深く学ばせて頂きました。予防接種の例など、また、改めてホメオパシーの素晴らしさを理解することができました。薬を使って、抑圧してしまうことの恐ろしさもより強く感じました。
●類似している病気、類似していない病気、バイタルフォースとの関係について深まりました。ハーネマンが同種療法のすばらしさを確信していく過程にも触れることができたように思います。
●精神病のあった人が結核で正気に戻ったという話をきいて、Tubとかレメディーで治せていたら...と思った。こういうふうに治療する環境も神のさいはいになるなら、信仰心は、やっぱり大事なんだなと思った。
●2つの病気が強さによってバイタルフォースがどちらに作用するか、よく分かりました。ワクチン理論もすごくよくわかりました。ホメオパシーの説明を他の人にするときも使えそうです!!
●大変今更ですが、とてもよく理解出来ました。とらこ先生の解説がなければオルガノンを読むだけではわかりませんでした。ありがとうござました。
●今日の授業ありがとうとざいます。とても興味深い授業でした。ありがとうございました。
●時と場合によって予防接種の必要であったということがよくわかりました。ハーネマンの観察眼は素晴らしいと思いました。とても気が楽になりました。
●オーガノン講読の授業を受けている時は分かったような気がしますが家に帰って資料を見直すとまた理解困難になります。何度も読んで学習していきたいです。
●学生相談をやっていく中で同じさまざまな症状がありますが、類似しているもの、類似していないものについての考え方について勉強になりました。
●2つの病気が現れた時に新しい病気に飲み込まれ古い病気は再び現れない、なるほどと思いました。たとえがわかりやすかったです。
●レメディーを選択するのは難しいな、と思いました。オルガノンも何度も読まないと難しいと感じますが、頑張ります。ありがとうございました。
●今日のところはよく理解しなければいけないなと思いました。マヤズムは難しいです。ありがとうございました。
●独特の言い回しが多くて理解が大変ですが、結構言っている事が被っているので復習にすごくよかったです。
●難しかったので頭がごちゃごちゃになっているので、復習してまとめて頭を整理しないといけないと思った。
●1日ありがとうございました。しっかり復習します。varic.+vario水ぼうそうで天然痘のレメディを使う理由が納得でした。
●とても難しい内容でした。午後のみ出席のため余計に難解でした(汗)
●複合マヤズムについて分かりやすく教えていただきありがとうございました。
●バイタルフォースと、病気の関係、興味深く聴かせて頂きました。
●おもしろく難しい授業でした。ありがとうございました。
●とても深く大事な内容なのがよくわかりました。
●難しい内容でしたが、少し理解できました。
●ありがとうございました。