本日12/17は、「医術のオルガノン」「慢性病論」の翻訳者でもある澤元先生による、「オルガノン・慢性病論を読む」コース第4回が行われました。
澤元先生は、これまで古典ドイツ語の翻訳者として、錬金術、博物学、民間療法の古典翻訳に従事し、
ホメオパシーの歴史的研究を行い、さらにハーネマンとその弟子たち、ラーデマッハーケントなどの研究もされています。
第4回では、「第2節:病気に対する考え方」、「第3節:治療の仕方」、「第4節:病気に対する考え方の批判」
をテーマにとり扱い、その時代背景や当時の思想観についての深い考察を行いながら丁寧に分かりやすく、
体系的に講義を進めて下さいました。
ハーネマンの考え方や生き方、オルガノン、慢性病論の深遠な解釈、歴史的変遷を知る事ができる貴重な機会となりました。
澤元先生ありがとうございました。参加者の皆様お疲れ様でした。
【受講者アンケート】
●とても楽しく講義を聴かせて頂きました。ハーネマンの生きた時代、そしておいたち、いろいろあったうえでの、ハーネマンのたどりついて考え方がくわしく学べ、毎回わくわくします。今日は、とてもよくわかりやすいタイプの内容だったので、ますますオルガノンをよみ返すのが楽しみです。病気とは何か?について、子供の頃からとても興味がありました。ハーネマンのオルガノンにより、何かがかいま見られた気がします。ありがとうございました。
● 自分で読んでいるとその言葉その文章の意味、結局何が言いたい?という視点で読み、でも結局断片的な括りになってしまい、頭の中に?マークがいっぱいです。講義でも私の脳みそではぼんやりしか入らないところは多いですが、前後の段落や注釈との関連を見て断片的ではない読み方をするというところが大変勉強になりました。ありがとうございました。
●読む授業はとてもわかりやすかったです。様々な学派の移り変わりや、ハーネマンのバイタルフォースを大切にする考え方からの瀉血への批判など当時の恐ろしい治療でどれだけ多くの方々が亡くなられたのかということもわかりました。丁寧な解説をいただきありがとうございました。
● 第4回目の講義をありがとうございました。 オルガノン購読とは関係ありませんが、私はシューマンの楽曲が好きで、先日、シューマンの楽曲のみのピアノコンサートに行ってきました。その時、シューマン(1810-1856)がドレスデン出身でライプツィヒ大学で法学を学んでいたことを知り、少し嬉しくなりました。
●難しいけど面白かったです。当たり前ですが、常に集中していないとすぐに分からなくなります。ありがとうございまました。裏話的なお話面白いです。用語も説明いただいて分かりやすかったです。
●ハーネマンのアロパシー治療や病因についての考え批判と、ハーネマンが良いと考える治療法を比較して読むことができてよかったです。ありがとうございました。
●予習をサボったので辛い部分もありましたが、読みながら進めていただけて助かりました。受講日は前・当日の後も予・復習しないと…と、反省しています。ごめんなさい。