東京地方、激しい突風や雷も伴う激しい雨のお天気の中、とらこ先生の相談会が開催されました。
本日は、雨が降ろうが槍が降ろうが!とらこ先生の相談会を受ける一心で、遠方からお越しいただきました50代男性のケースを紹介させて頂きます。
主訴は、強迫性障害(確認強迫)。それに加え、慢性副鼻腔炎を患われています。
強迫性障害(OCD:Obsessive Compulsive Disorderの略)とは、自分の意思に反して、不合理な考えやイメージが頭に繰り返し浮かんできて、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気です。
症状としては、抑えようとしても抑えられない強迫観念と、それによる不安を打ち消すために無意味な行為を繰り返す強迫行為があります。
この方の場合、「今から約30年前、鬱状態におり、ようやく鬱が治りかけた頃に突然確認行為が止まらなくなり
最初は車のドアや部屋のドアをずっとしまっているかどうか確認していたがコンロ、テレビなどと範囲が広がり不安、不完全感が強くなって行きました。
特に夜、眠る時何かが気になって眠れなかったらどうしようとの不安感から電灯が消えていないのではと朝まで部屋のライトを見続けたり、現在も会社の重要なスケジュールや気になることを忘れてしまったらと思いメモを書いたり、
頭で覚えていようとして結局眠れないことがよくある。」という事でした。
心療内科にもかかられましたが、改善がみられず、ホメオパシー療法を見つけられ、最初は別のホメオパスにかかられていました。
あまりに重度な為、そのホメオパスでは手に負えず、とらこ先生に託されました。
この方は、何故、この強迫性障害にまで至ってしまったのか?
とらこ先生は、その霊的見解をクライアントさんに分かりやすくお話しされていました。
彼は、非常にエゴが強く、コントロ-ル癖が強い両親の下に長男として、生まれました。
両親の餌食となり、時には応援や見方を強いられ、時にはうっぷんを晴らす標的とされ、翻弄され続け、常に親の顔色を伺いながら、自分を抑え、自分を殺し、我慢することが当たり前の幼少期を過ごされた為、かなり強大なインチャが作られたようです。
その結果、あらゆる失敗,過ち,誤り,不手際,落ち度がないか完璧に仕上げなければならない『完璧主義』となり、強迫性障害の症状として表れた、というのが、その霊的見解の概要です。
実際、この方が最初に提出された質問票の【一番ストレス(生きづらさ)】という項目には、
「全てに完全、完璧を求めてしまう事が一番生きづらいです。強迫性障害の症状でもあるのですが少しでもそこに不安があるとそれを打ち消すために強迫確認行為をしてしまします。特に仕事に置いては自分がどのように見られているか(優秀な人間にみられなければならない)が気になり不完全感が増して、
さらに強迫観念が強くなります。家庭においても戸締り、各スイッチ、旅行の計画まで完全でないと強いストレスを感じます。」と書かれていました。
とらこ先生のアドバイスの下、インチャ癒しをしながら、祝詞心経、ご真言を忠実に唱えられ、時には神社仏閣を参拝もされているそうです。「とらこ先生についてくぞ~!」という本気度が違いますね。
本日の相談会では、「とらこ先生にみて貰う前は、本当に酷かったです。夜中、おなかに包丁をあてて、ワーッと叫んだり、何時間も頭を殴っていた。
電気を消しても、そこを何分もみているとお伝えしたと思いますが、随分と良くなってきています。電気も、今は、パチッと消して、それまでです。」
と、症状が改善されている事を報告されていました。良かったですね~。
しかし、悩みは尽きず、
・幼少期、両親から愛されず、受け入れて貰えず、頼る人がいな一人ぼっちで立っているインチャの深い悲しみを感じ、心が彷徨った感覚で苦しい。
・親との正しい依存関係を持つことができなかったときのまま、そこに固着し、安心することもできず、心が成長できていない感じがする。
心の根をおろすには、あるがままの自分、その心を育てるには、どうしたら良いのだろうか。
・親から無条件の愛を感じなかったために出来上がった 「自信のかけらもない自分」、そして、それを持ち切れずに、生きていくために作り上げた(親に頼らずに生きてきた、という) 「自尊心の塊で、バリアを築いている自分」 の両極端の自分がある。
それらが生活においては、前者はブレーキを思いきり踏み、後者はアクセルを思いきり踏みます。
といった事をとらこ先生に相談されていました。
とらこ先生ご自身も、大変お辛い幼少期を過ごされ、その中で見出したご神仏様のお話、ご修行中に巡り合われたお寺の僧侶の言葉、をお話をしながら、心の在り方について、お話しされていました。
どれだけ謙虚さをもって生きて行けるか。有難いと言えるようになれるか。これが、霊性向上の鍵の一つの様です。
そして、このクライアント様へ出されたレメディーの一つは、とらこ先生が修行先で汲んできた水から作られたレメディー「Manai-w」。
このレメディーは「評価されない不満が頑張れない自分に向かい暗くなっている人へ」良いとされています(*霊的見解は、もっと沢山あります)。
このクライアントさんは、とらこ先生からレメディー処方のみでなく、霊性の励ましも受け、「レメディーをとるだけでなく、この神社にも行きます。自分を許すことに注力します。頑張ります」と仰り、とらこ先生のもとを去られました。
体の症状も辛いですが、心の症状は、自分自身を深く見つめ、癒す事で自己改革をせねば、なかなか治癒の方向に向かわず、大変苦しいものです。
その苦しみに敢えて立ち向かう事の出来る方には、必ず法灯明が照らされる事と思います。
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