2014年5月31日(土)

CHhom プロフェッショナルホメオパス CH2・3・4・5期
「ホメオパシック・ハーブ、MT、農業 基礎・実践」
講師:由井学長

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(写真クリックで拡大します。)

本日より2日間、静岡県の函南町にある日本豊受自然農の自然農園で、CHhomの全学年を対象とする必修授業「ホメオパシック・ハーブ、MT、農業 基礎・実践」の授業が開催されました。初日の本日は朝から晴天に恵まれ、蒸し暑い中でのスタートとなりました。

はじめに薬草や野菜の観察、収穫体験をおこないました。
ギンコビローバ、カモミラ、エキネシア、ミュルフォリュームなど、 ふだんマザーチンクチャーやレメディーでなじみの原料植物を直に見て、手で触れ、香りを感じる体験は、はじめてという方もいて、とても興味深そうな様子でした。

野菜や果物の収穫体験は、無農薬、無化学肥料なので、その場で食べることができ、特にイチゴの甘さには驚きの声が上がり、子供たちも喜んでいました。また、農場のあちこちには、自家採種をするために花を咲かせた作物があちこちに見られ、参加者たちの目を楽しませていました。

一行は農場の広い面に移動して集合。富士山の方に向かって祝詞を奏上し、今日一日、畑に入って学ばせていただくことを神々に感謝しました。その後、畑を前に、マザーチンクチャーの製造が実演されました。チンクチャー作成の手順書であるファーマコピアを見ながら、その厳密さや、原料ごとの細かな手順の違いなどを学び、ホメオパスでも知り得ないような貴重な学習機会となりました。

昼食時間には、豊受の食材をふんだんに用いた食事が提供されました。
シソ濃縮のジュースや、カモミラのアイスティーなども出され、自然の恵みを体験し、満喫できる、豊かな食事時間となり好評でした。この頃から、空を見ると、雲行きが少しあやしくなってきたのですが、おかげで一日の中で一番暑い時間帯を、暑さもやわらいだ曇り空のもとで行うことになりました。

昼食後は、ブルーマロウのハーブティー抽出、そして豊受独自の堆肥作りの方法が実演されました。

完熟していない堆肥が、発酵させることによって翌日どうなるか。
明日の状態がいまから楽しみです。
その後、タマネギなどが栽培されている畑を観察していたところ、ぱらぱらとにわか雨が降り始めましたが、本降りになることなく、一行は講義がおこなわれる豊受の施設へと移動しました。

午後は、豊受自然農の食堂棟にて座学で学びを深める時間となりました。

〇田中シェフ 講義

始めに豊受自然農のコック長として日々食品の開発と加工を行っている田中シェフより 「自然農の食材を用いたレトルト惣菜の研究・開発」のテーマで講義で行われました。

シェフは、一つ一つ手塩をかけて作っている豊受のレトルトがいかに大手食品会社の レトルトと違うかを明るく軽快な口調で解説。

豊受レトルトで食材に使用している作物は、遺伝子組み換えやF1品種など不自然なものを一切使用せず。それだけではなく、自社で作物を栽培、在来種の種を自家採取し、無農薬無化学肥料で、愛情を込めて栽培し、食品添加物無で加工しています。

その為、食材の繊維が強く、高温高圧にも耐え煮崩れしにくく、野菜本来の味と香りが強いということが伝えられました。

最後に実際にレトルト食品を作っている様子が映像が紹介され、学生達から拍手がわきおこりました。

〇由井寅子先生 講義

次に豊受自然農代表の由井寅子先生が登壇し「ホメオパシック・ハーブ・MT・農業  基礎・実践」のテーマで講義が行われ、農業初体験の多くの学生達は、清々しい表情で講義を受講しました。

始めに中国最古の薬物書『神農本草書』や貝原益軒の『養生訓』を参考に、食養生の知識を深めた他、「一物全体食」や「医食同源」の大切さを学びました。

学生達は、終始集中して講義を拝聴し、大きく頷きながらメモをとる様子が印象的でした。

寅子先生の講義を聴くうちに、食養生が自然療法の基礎にあり、その基礎となる自然農の重要性に理解を深めているように感じました。

終盤は、症状に対応した食養生法を学び、食材とマザーティンクチャー・ハーブティーなどの知識を広げました。

最後に、豊受自然農の自家採取の種をレメディービンに入れた物が学生一人一人にプレゼントされ、有事の際に賢く利用する方法が解説されました。

寅子先生の粋なはからいに学生達から喜びの歓声が沸き起こり、大きな拍手で講義を終了いたしました。

講義が終わると、建物を一巡して見学し、再び農場へ戻ってバーベキューの時間となりました。

その中で、先週お誕生日をむかえられた、由井学長のお祝いが行われました。
特製の手作りケーキが出された他、今日が誕生日という女の子から花束が贈呈される一幕もあり、今日の授業に文字通り花が添えられ、また一段と盛り上がることになりました。

その頃、ちょうど西のほうを見ると、雲の上に愛鷹山が荘厳に浮かび、その奥に富士山が見え始めました。時おり雲間から鮮やかな夕日が顔をのぞかせる中、盛りだくさんの一日が終了。

熱海駅行きと函南駅行きの二手に分かれて、一同帰途につきました。
明日もふたたび、同じ会場で今日の続きがおこなわれます。

以下、皆様からの本日の感想を掲載します。

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