現在、私たちが食べている野菜の約90%のタネがF1種の種(一代限りの雑種)となっています。
遺伝子組み換え種子が巨大グローバル企業によって開発商品化・流通され、固定種・原種・在来種が絶滅寸前の状況となっております。
本日は、『タネが危ない』の著者でもあり、日本で数少ない伝統的な固定種・在来種を扱う種苗店を営んでおられます野口勲先生による講演会が開催されました。
野口先生の実体験と貴重な資料をもとに、植物の仕組みや、野菜のタネの知られざる問題について詳しく解説して頂きました。
参加者は初めて知る事実の多くに真剣に耳を傾け、未来を考えると「タネ」はとても大事であると切実に感じられた事と思います。
講演後は、日本豊受自然農代表のとらこ先生との対談が行われました。
「自家農と種の大事な話」をテーマに、私たちが今後どのように対処していけばよいのか、具体的な事例を挙げながらわかりやすく解説して頂きました。
野口先生、とらこ先生ありがとうございました。