11月に入りました!秋も深まり、冬の支度を始める季節となりましたね。
本日は50代女性のケースをご紹介させて頂きます。
主訴は『①娘の病 ②耳鳴り ③家庭がうまくいかないこと ④蓄膿による頭痛 ⑤においがしない』。
この言葉だけでは伝わらない非常に深く、重い苦しみを持たれるクライアント様です。
子供時代には、両親からも祖父母からも愛を得ることなく、最後は、精神を病む父親と二人っきりにさせられ地獄の中にいるような生活を過ごされました。
結婚を機に、そこからやっと解放されたと思ったら、今度は夫の浮気が始まりました。そして、娘御も重い病を患われています。
人生に絶望し、鬱状態。とらこ先生の相談会を始められたころは、無感動・無関心。先生からの質問にも、ポツリポツリとしか言葉を発しません。
この方の萎えてしまった魂に、とらこ先生が「愛のかけらも貰っていないものは、魂の病気になるんだ。寂しい思いをして、無防備な状態の魂が、生きててもしょうがないなって。
だから、魂の救済が必要。心なんて生半可なものじゃないよね。」と仰ると、止めどなく涙を流されました。
先生の惜しみない慈愛溢れた言葉のレメディーは、彼女の重く微動だにしない心の蓋を打ちました。
その後もとらこ先生の相談会を続けられ、醸し出す雰囲気に明るさがみられるようになりました。時折、笑顔も見せられます。
とは言え、未だ失望・落胆は拭い切れず、物の言い方には、相変わらず覇気がありません。
今回の相談会に向けた事前報告には、以下の様に書かれていました。
『インナーチャイルド癒し・・・ときどきしか出来なかった。時間がないとか疲れているとか自分で理由をつけてとりくめていない。
自分のために時間をとって、やるべきことがあるのに、何もできていない。日々の生活のことで手いっぱいになってしまう。
やらなければという焦りと何ひとつ完結できない自分がほんとうに嫌だ。。。』
頑張っても頑張っても、空回りして、状況が変わらない。。。こういう時って、本当に苦しいですよね。
とらこ先生は『頑張っても自分を否定するよね。できない時、自分を責めるよね。』とこの方の中核となる問題点を鋭く示されていました。
何故できないのか?
そこには、霊的な要因もある。という事をとらこ先生は伝えられていました。
この方の場合、『奴隷として死ぬまで過酷な労働をさせられる。地獄だ。死んだ方がましだ。』そして『干渉されたくない。命令され続けたので何も言われたくない。』というご先祖様の意識による二つの霊格、そしてご本人の霊格があり、三重の霊格があるそうです。
このご先祖様の霊格が、彼女がなかなか脱却できないでいる『周期的にくる得体のしれないどーんと死にたくなる落ちこみ』に引っ張っている事がここで分かりました。
彼女は、これを聞くまで、それは自分から湧いてくるものだと思っていました。
先生は『自分から湧いてくるものでなく漠然としているから癒すのが難しいんだよ。だから、このご先祖様が大変だった事に共鳴して、マントラや般若心経をあげてあげて下さい。』と仰っていました。
この方は、自分の主訴にある娘御の病気がなかなか良くならない事、娘御と父親(この方の夫)の関係の悪さについても相談されていました。
『昨日、娘が久々に怒り、怒鳴ったんです。その後、家族全員が嫌な気分になるじゃないですか。
嫌だなーって、買い物に出て、夕焼けがきれいだな、晴れて良いな。なんでウチは上手くいかないのかな?って思う訳ですよ。
それで、帰って、娘の怒りもおさまってくると、その時の感情は過ぎていくんですけど、、、。
皆、離れたがっている者同士だけど一緒に暮らしている。家族ってなんだろうなって思ったりする。嫌なのに一緒にいる。三人とも。。。』
こう言うクライアントさんに、とらこ先生は
『家族でなくてもだれかと一緒に住むとなれば一緒ですよ。皆、それぞれの信念と価値観を持っているのだから。
あなたからすれば、娘さんに対して、大学の勉強、そこまでしなくても良いのに、って思っても本人は優秀でなければって追い込んで病状が良くならないし。
娘さんは、お母さん、直ぐに落ち込んで、なんでにっこりしてくれないの?って思っている。
タイプが違う人間同士だから、そもそも考え方が違う。そういう人たちの集まり。この会社もそうだし。どれだけ受け入れられるかって事になるんですよ。』と仰いました。
また 『人に何かをしても、こうしたら良かったのでは?って拗ねる傾向がある。利他心をしたのに一気に下がる。
人にやってあげて利他をしている。でも自分に対しては、こうやるべきだったのでは?って自分に対してケチをつける。これを反利他と言うのだよ。
こういうのは良くないね。罪悪感基準で物を考えているね。』 と仰り、今回の相談会では、この方にサポートφZaiakuを選ばれていました。これにこの方に必要なレメディーも加えられています。
『貴女が責める傾向を止めないのは、責めるのを止めると自分の存在が無くなると思っているから。今回は、この傾向がどこから来ているか分かったね。』と仰り、クライアントさんも新たな発見に頷かれていました。
最後に、とらこ先生は、
『娘の問題は娘の問題。夫は夫。まずは自分を救いましょう。途中で、嫌になっちゃってやらなくなっても許す。またやりたくなる時が来るから。
責めない。責めるとやる気にならない。そういう時があっても良いよって許すんだ。許しは愛だから。
必ず光が差す時が来るよ。一歩一歩あるけば、頂上に着く。生きている間にやる。高望みをしない。自分のベストを尽くせば良い。』と激励の言葉を送られていました。
クライアントさんは『許しは愛』。。。と、とらこ先生の言葉を心に刻むように呟かれました。
とらこ先生は『私は、どんな苦しみを持つ人にも一光の光が差す時があるって、私は思ってやまない。』と、全ての人々の幸せ(ウェルビーイング)を心から願う気持ちを表現されていました。
本日も素晴らしい相談会をありがとうございました。
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