寒さの中にも凛とした空気を感じるこの頃ですが、皆さま、お元気に過ごされていますか?
本日も、様々なお悩みをお持ちのクライアントさんが、とらこ先生の相談会にいらっしゃいました。
3人目のケースは、『息子の引きこもり・不登校』を主訴に持たれる50代女性です。
彼女は、昨年2月インナーチャイルド・セラピスト養成コースのライブケースでとらこ先生のインチャ・セラピーを受ける幸運に恵まれました。
その後、ご自分で取り組んでいらっしゃいましたが、10月のとらこ先生の講演会に参加された際、とらこ先生へお手紙をお渡しされました。
『とら子先生へ相談して以来、息子は、私を誘い廊下でキャッチボールを始めました。食欲もあり、睡眠時間の調整等をし、前向きな改善がみられています。
しかし、残念ながら、登校には至っておらず、月に一度外出する以外は、ずっと家の中で過ごしています。来年20歳になることもあり、何としても、社会に出て人生を楽しませてやりたい。息子のために、親として必死で修行しますので、どうかお力をお貸しください。』とSOSを伝えるお手紙でした。
何故、彼女がここまでの覚悟を決めたかというと、とらこ先生の相談会をお願いしようと決めた時、何と、約10年前、この息子さんが不登校になり始めた頃の淋しくて不登校に苦しむ息子さんの声が留守番電話の録音から出てきたのだそうです。
当時、このクライアントさんは、仕事をかかえられており、寂しさを感じている息子さんに全く無頓着。
『なんて心のない冷たい返事なんだろう。私はこんなにも鈍い親だったのだ、、、息子の気持ちを全く汲んでいない、、、、。』
自分の鈍感さ 冷たさに愕然として、懺悔の涙があふれ続けたそうです。
心の通じない、親の愛のない家庭で生活していた息子さんが不登校になったのは当然で、特に母親であるご自分に原因があるという事を確信されたそうです。
『これは一刻も早く寅子先生に報告し、ご指導いただかなくては、私は息子を社会に返せないまま、息子の一生は終わってしまうと思いました。
どんな課題にも試練にもチャレンジし、インチャを癒し、愛情あふれる母になりたいと思いました。寅子先生には、さらなる先生のお力とレメディの力をお借りしたい!!』
このお手紙を読まれたとらこ先生より「是非とも相談会を受けて貰って下さい」と私達スタッフにご連絡があり、このように相談会を受けて頂ける事になりました。
本日の相談会でも、ご自分を深く見つめ、何故このような人格が形成されたのか、ご自身の子供時代をふりかえり、必死でインチャ癒しをされ、ご神仏様へ奉唱されている事をとらこ先生へ報告されていました。
親からは、メソメソしていると叱られて「何クソと頑張りなさい」と言われたそうです。親に愛される為に、必死でその様にしてきた。勉強もできて、本当に良い子だった。
しかし、50代になった今、子供時代を振り返れば、母親にされたことに対して怒りが出てきて、カラオケボックスだと誰にも聞かれないから、そこで「くそ婆。死ねー。」と怒鳴ったり、新年に送られた贈り物も、自分の心を傷つけられるものが入っており、怒って返してしまったそうです。
「何とか母親に謝らせたい!」と訴えるクライアントさんへ、
とらこ先生は、
「私達は、発展途上にいるのだから、そのように感じるのも悪くない。
でも、贈り物をしてくれた相手の優しさを汲み取らないと。。。きっともっと深い怒りがあるのだろうね。お母さんへのアプローチを続けましょう。今は、あまりに辛いので原因を外に向けているけれど、これは霊性の世界にはない事なんだよ。霊性の世界には大きな許しと愛が存在するんだ。
‛この親が自分を愛してくれなかったからこそ、今の自分がいる。’と、脱却できると良いね。お母さん‛贈り物を送ってくれてありがとう’ってメールを送ろう。」と声を掛けられていました。
クライアントさんからは「明日、母親は手術を受ける予定なんです。」と、腹が立ちながらもお母様の事を思っている言葉が出てきて、きっと、この相談会後、お母様へ連絡されている事と思います。
こうして、一つずつインチャ癒しが行われていけば、不登校の息子さんにも良いエネルギーが伝わり、物事が良くなっていく事でしょう。
次回の相談会での報告が待ち遠しいです!
今回もお読み頂き、ありがとうございました。