本日は、どれも生命にかかわる重篤な病ばかりで、そこに、どれだけインナーチャイルド癒しをする事が治癒への鍵であるかを痛感するケースばかりでした。
その一つは、大腸がん、卵巣がんを患われているクライアントさん。
死に向き合い、この方にとって最後までどのように生きていくのが必要なのか、とら子先生から魂や心に響く素晴らしい言葉で満ち溢れていました。
この方は、子供の頃から妹と比べられてきて、何でも「お姉ちゃんなのに」と言われて育ってきました。
比べられるから、自分も妹と比べてしまいます。そして、ご自分をずっと責めてきました。
怒りも多くあったはずですが、その怒りを体の方に落として、その怒りのパワーで腫瘍が増えて行ってしまいました。
2週間前に、ご自身が大変である事をお母様に伝えた時も、「それ、お母さんのせい?」と言われ、「老後の世話は妹に頼んでいるから。」
と、まるで、もうこの方が存在しないような言い方をされて、とても傷ついた事。自分が母親だったら、もっと優しい言葉をかけるだろうに。ととらこ先生に報告されていました。
とらこ先生は「あなたの望むような優しい母親でない母親を選んで、何故この家に生まれたか考えた事はあるかな?」と尋ねました。
クライアントさんは、「いえ、考えた事はないですね。。。」と答えられました。
「魂は知っていたんだよ。この母親は、自分を愛してくれない事を。それでも、その母を選んで生まれた私の魂はなんだろう?って考えるんだよ。
これはひとえに、自分を愛してくれない、差別して妹ばかり可愛がる、こういう人でも私は愛していこう、ある意味、もっと大きな愛を学ぼうとして、その境遇を選んだ。
それで、逆転親子で生まれるんだ。
でも、この世的価値観でみると、お母さんは、あまりにも優しくしてくれないし、差別されるから、嫌になっちゃって、外に外に気を持っていった。
肉体のない、純粋な魂の時は、そんな人さえも愛そうと決めていたのだけどね。
肉体があると、うすらさみしい。実際、差別されたし。。。
そこを乗り越えていく鍵は何かというと、仏様、神様なんだよね。
信仰に導いていかないと、君は幸せにならないんだよ。
肉体のある内、どれだけ、自分の無念さ、悲しみを解決できるか。これが勝負。
神様仏様に、祝福されているって思うことがわかる。
愛されたという感覚をもって死ぬのが大事。
君には時間があまりないんだよ。私と話をしなければならないから、今日、ここに来てくれたのだね。ありがとう。」と、言葉をかけられていました。
死に向かい合う方へのメッセージを伝え続けるとらこ先生の言葉は、どれも貴く、心の琴線に触れるもので、クライアントさんも始終頷きながら、聞かれていました。
とらこ先生は言います。「自分の中の神を見なさい」。
世界中の宗教を見渡しても、日本の神社は唯一、鏡をご神体としています。
生きるという事は、つらいことの方が多いものかと思われますが、その時の心の在り方をみせてくれ、自分の内にいる神に気づかせてくれるための鏡なのかもしれません。
**************************************