今回は、乳がんの再発が疑われ、とらこ先生に相談されたクライアントさんのケースを紹介させて頂きます。
数年前に受けた健康診断で胸にしこりが見つかり、精密検査を受けた結果、それは悪性で乳癌と診断され、リンパ節切除の手術を受けられました。
その時の心境は、癌を宣告されても、さほど悲しくもなく、むしろ、こんな辛い子育てから解放されるのであれば嬉しいくらいという気持ちがあったそうです。
そんな時に、それは、インナーチャイルドに問題があると指摘され、確かに、愛で満たされていなかったご自身に気づかれ、全ての原因がそこにある気がして、その方にホメオパシーも勧められて、とらこ先生の相談会をお申し込みになられました。
ご主人は、仕事が忙しく、家事も育児も手伝ってくれません。
この方が悲しまれている理由の一つは、良き理解者、相談相手がいないこと。
そして、お子様は、いつも喧嘩ばかりしていて、争いの声をきくのが辛く、子育てには、かなりのストレスを感じられていらっしゃるそうです。特に娘さんとの関係に悩まれています。
何故ならば、この娘さんの弟いじめがひどく、暴言を吐いたり、殴ったり、威嚇したり。。。母親である、このクライアントさんがそれをかばうと、今度はお母さんに攻撃をしてきます。
これも、お母さんからの愛が欲しい故の行動ですが、こじらせ過ぎていて対応が非常に難しく、とてもストレスとなっている。。。ととらこ先生に打ち明けられていました。
それに対して、とらこ先生は、このクライアントさんに、このように仰いました。
「貴女の娘さんは、貴女自身。本当は、あなたも、あなたの弟にそうしたかったんだよ。二代に渡って癇に障る弟を貰い、貴女の娘さんは、貴女のインチャが癒えていない事を一生懸命知らせてくれている。とっても大事な子。
親として、子供は皆可愛いっていうのは口先だけで、貴女の中にも弟の方が可愛いって思っているところがあるのでは?それを貴方の娘は確実に感じ取っているんだよ。あなたのお母さんもそうだった。でもあなたは良いお姉ちゃんをしてしまった。母子家庭だったからね。だから、イメージの中で、貴女の弟を罵倒して、殴って、叩き殺してみると良いかも。そして、あなたの気が済んだ時、貴女の娘さんへの感謝の念が出るはず。あなたに感謝の念が出た時に、この子の弟へのいじめが終わると思うよ。」
この方は、何か思いあたる節があったようです。
「確かに。。。娘は、弟が歌を歌うと「歌わないで」って云うんですけど、私も弟の歌が大嫌いでした。」と仰っていました。
とらこ先生は「自分が我慢してきたから腹が立つんだよね。だから、そのインチャに「本当に我慢してきたね。偉かったねー。」と褒めてあげることが大切だね。自分に厳しかったね。●●ちゃんは、どうして欲しかったの?書き出してみて。人は変わらないから。変えられるのは自分だけ。自分が一番、自分の事を理解していなかったね。」と、インチャ癒しをされるよう、励まされていました。
この方が、インチャ癒しをしていて気づいたのは、お父様が幼い時に亡くなられ、人から「可哀相」と思われるのが嫌だった。との事です。
とらこ先生は「頑張っていたからね。お父さんがいなくても元気で明るくできるんだって。でもやっぱり寂しかったんだよ。」と、この方のインチャの声を聴き取り、代弁されていました。
「皆、弱くて、皆、愛されたい。皆、駄目な子で、できない。それで良いんだ。そうすると頑張るのを止めていく事ができて、そのまま受け取っていく事ができる。そろそろ許していかないと、●●ちゃんが可哀相。本当は寂しかった。頑張ってきたね。もう頑張らなくて良いよ。」
癌になるまで頑張ってしまったこのクライアントさんに、とらこ先生は、体だけでなく、心や魂に栄養を与える事の大切さ。そして、負ける事、弱音を吐く事の大切さを伝えられていました。
そして、このクライアントさんの魂は、とらこ先生からの慈愛と共感を得て、とても喜ばれている事がヒシヒシと伝わってきました。
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