前回10/6に引き続き、英国ホメオパスで生化学の研究者でもあるトレバー・ガン氏講演会2日目のDVD上映会を行いました。
トレバー・ガン氏は、2018年7月にはロンドンにて、由井寅子JPHMA名誉会長、映画『真の免疫』の監督であるシーラ・ワトコットホメオパスと共に『ホメオパシー的予防の国際セミナー』で発表し、世界各国のホメオパスの共感を得た事は記憶に新しいところです。
本日2日目は、ホメオパシーでの大きな課題である「生理学的な癌の素質」というテーマで世界レベルの講義をできるだけ理解しやすいように講義して頂きました。
序盤はアレルギーが起こる仕組みについて、詳しい病理とともに、図を用いてわかりやすく解説して頂きました。疾患を通じ、体が如何に賢く機能しているか、医薬品による抑圧を通じ、人々がどの様に感染症に罹りやすくなっていくか、ホメオパシーがどのように私達のエネルギーを上げ、原因を取り除く事ができるか、問題提起を通して様々な解決方法を提示して頂きました。
また本編の「癌」に関してはマヤズム的、体質的、そして人間性、抱えているトラウマに関して、ホリスティックな見解がリンクしており、参加の皆さんも終始集中してノートを必死にとる姿が印象的でした。癌は、さまざまな心的葛藤や食や環境汚染、医原病によって複合的にもたらされた血液の濁りの最終形態であるという、トレバー氏独自の観点からアカデミックな雰囲気でユーモアにあふれた講演は、参加されたプロのホメオパス、学生、そして一般の方々を魅了し、充実した時を共有して頂いたと思います。
化学者ならではの視点からの講演は、大変興味深く、また、ハーネマンの教えに忠実で、ホメオパスには素直に納得できる内容であり、真っ当な身体的反応・感情的反応による症状を忌み嫌うべき病気と捉え怯える現代人の考え方・生き方に一石を投じ、ホメオバシーを愛する人々に勇気や希望を与えてくれるとても深い内容でした。
10/22(火・祝)は、20周年コングレス記念発表と来日講演記念として、2016年11月13日に行われたロジーナ・ゾンネンシュミット博士講演会 DVD上映会を開催致します。
https://www.homoeopathy.ac/event/6143/
【参加者アンケート】
●病気は時間を経て形成されたものであり、その中に生まれてから今までの感情や反応のパターン、ライフスタイルを見直すことで治癒へと導いていけることが分かって良かった。ありがとうございました。
●前回の講演会に参加できなかったので、1日分だけでもと思い本日参加しました。先生のお人柄や知識の深さがにじみ出た、とても良い講演でした。Dr.ハマーの理論は少々難解でした。
●発達と病理、癌細胞の関係性が大変興味深かったです。体の絶妙な仕組みに改めて驚かされました。ありがとうございました。
●ザックリわかっていたことが、聡明でわかりやすい説明でとてもスッキリクリアに整理されました。年末の講義もとても楽しみです。ありがとうございました。
●アレルギーに対する話が聞けて興味深かった。病気に対する考え方について勉強になりました。