本日、CH7期に対し、午前中は由井学長の「オルガノン講読」の講義、午後は、澤元亙先生「ホメオパシー基礎後半 歴史」の授業が行われました。
午前 由井学長「オルガノン講読」の講義
今回は由井学長のZENホメオパシーを学ぶうえで重要なオルガノンのパラグラフ17に書かれている信念の病気について取り上げました。このパートはハーネマンの理論とケントの解釈の違いを理解するにおいても大切なパートです。
本日は以前行われた日印カンファレンスの映像とともに、由井学長のZENホメオパシーがインドで大きな反響があったこと、そこでクラシカルホメオパシーの問題点が浮きあがったこと、など実際の事実に基づいた世界のホメオパシーの現状についてのお話がなされました。
またハーネマンが再高次の病気とした「信念の病気」についてさまざまな例やケースを紹介しながらこの問題の深さをお話いただきました。
インナーチャイルド癒しや霊性の向上を含めたZENホメオパシーが必要であり、ホメオパスを志す者たちもしっかりと取り組んでいくことが重要であると改めて気づかせられる大切なお話でした。
本日もZENホメオパシーを学ぶための大事な講義が行われました。
由井学長どうもありがとうございました。
午後 澤元先生「ホメオパシー基礎⑤(歴史)後半」の講義
本日の午後の授業は、「医術のオルガノン」「慢性病論」の翻訳者でもある、澤元先生による講義が行われました。
ハーネマン、ヒューズ、ヘリング、ケント、タイラーと、その時代背景や特徴、思想観について整理して考察を進めながら、ハーネマン以降のホメオパシーについても詳しく順序立てて解説されました。
丁寧な説明から各国での違いや変遷をイメージすることが出来たかと思います。また配布資料の丁寧な説明からも澤元先生の学生に対する誠意のある対応がとても印象的で、学生の皆様も異なる視点からの授業を受け、とても学びになったと思います。
澤元先生、ありがとうございました。学生の皆様、お疲れ様でした。
講義の感想
「オルガノン講読【AM】」の感想
- “信念の病気”とても興味深く、自らにもおきかえて考える機会をいただきました。自分自身のこだわりが、自らを生きづらくさせているかも…とも。インナーチャイルドも含めて、いま、様々な出来事を通して、自らと向きあう機会をいただいている日々の中、レメディをとって、安心して、恐れずに逃げずにと神さまが支えて下さったものを、ありがたく受け取っていこうとあらためて思いました。自らをゆるし、そして関わる人々をゆるし…と、私の越えなければならない課題もみえてきて…”運命を受け入れてはじめて変えることができる”という、今日、いただいた詩、メッセージより希望もいただき、ありのままを…と思いました。この度もたくさんの気づきをいただけましたこと、感謝いたします。
- 信念の病気について学びました。私自身の体験・経験からも、信念の病気はとても根が深いものだと痛感しています。それと気付かず、過ごしていることも多いと思います。ケースDVDでは、親がよかれと思ってしたことで、子供を苦しめ、傷付けてしまっていることに、自分の親子関係が重なりました。自分のために親がしてくれている、だから受け取ろう、応えよう、と思ってきましたが、もらっていたのは本当の愛情ではなかったんだなぁと感じました。とても学びの深いケースでした。ありがとうございました。
- ケントのクラシカルホメオパシーは今私たちが学んでいるものとは全く違っていてインドはそちらがメインなのですね。インドのホメオパスたちがZENメソッドに戸惑うのも無理ないと思いました。でも一番大切なのは患者さんが治ることであり、そこに統合的にアプローチできるZENメソッドは素晴らしいと思いました。また病気を治すうえで生き方考え方を変えることが重要であることもよく分かりました。私自身も生き方考え方を見直したことで病気がよくなりました。人生が大きく変わることになりますが、それを受け入れていくことが大事なのかなと思いました。ありがとうございました。
- ただレメディーを選択するだけでなく、なぜ三位一体でみていかなければならないのか、病気の原因は神因にあるからホメオパシーは人と深く向き合っていく、本当の医療なのだな・・・と。傲慢になることなく、常に、ずっと自分を見つめなおし、省みることが大事で、人間力をつけていく努力をし続けていく責任がある。難しいけれど、素晴らしい仕事だと思います。視野を拡げ、いろんな事を吸収していきたいと思います。
- 信念の病気のケースは深く突き刺さるような内容でした。自分もある意味Acon病のようなところがあり優秀インチャをお持ちの方々に囲まれると汗が出てきます。自分の生み出した苦しみとはいえ気持ちの整理に大分エネルギーを使うのが毎日大変です。焦れば焦るほど信仰心を忘れがちになります。
- 信念の病気について良く理解できました。外に原因を捜さず、自分がまず運命を受け入れることによって道が開けてくるのだと納得できました。起こる事にはすべて意味があるということを日々考えていきたいと思います。又自分の心の中を客観的に見ていきたいと思います。ケントとハーネマンの比較でなぜケントがこの様な道をたどったのか大変興味深い内容でした。
- ケントの、内的→外的という考え方も、なるほど…そういう風に捉えれば、その様な気になってくるなぁ、と思いました。正しいか、正しくないかはよくわかりませんが、それぞれの解釈の違い、時代の流れ、先程とら子先生のおっしゃる両方必要だったのかも…と思います。ケントのホメオパシー古典、流れが少し理解できたかと思います。
- 今日の講義は難しかったです。クラシカルとプラクティカル、両方に対する理解もまだ浅いですし、クラシカルに対しては何も知りません。何となくクラシカルでは改善はしても治らない、よくならない、みたいな先入観を持ってしまいました。今はまだ余裕ないですが、クラシカルについても本を読んでみたいと思います。神因という事柄は心因だと思っていました。人に対して気に障ることは自分の中にあるものと聞いて、その人が気付かせてくれようとしているのかと改めて思い返しました。
- ルーブリックを入れる時にケント法ではその人の好みを入れていました。例えば「塩辛いものを欲する」をルーブリックに入れるか、入れないか?選別がわかりにくかったのですが、今回ははっきりわかりました。その人の普段のクセや好みを入れるのではなく、その症状が出ている時に、それがかかわっているなら入れるのですね。よく分りました。
- クラシカルとの対比により、病気の症状の見分け方を学びました。クラシカルは1粒だけを出すというより、精神を診るということが、治癒の結果に結びついていないのかなと感じました。また、信念とは難しいなと思いました。特に個人で持ってる信念より大衆の信念に簡単に流されていく姿がとても悲しく、また揺らぎやすいものであると思いました。そうならない為にも、学びって大事だと感じています。
- ケントの間違いは、インドを始め多くのホメオパシー療法士へ誤解と悪影響を及ぼしたが、それさえも学びとして気付きを与えて下さったので、そういう意味ではケントにも感謝できるようになれました。今日のケーススタディーの例で、寅子先生にかかっていたにも関わらず、手術をしてしまい、結果、より悪くなってしまい、相談会にも来なくなった母親の例は、インチャ癒しがいかに大切であるか、それに気付かせて頂きました。今回、それを学ぶ事ができ、とても価値のある授業だったと思います。
- 今日の由井先生の授業では、ケントのクラシカルホメオパシーの定義がこの学校で教わっているものと何が違うのかが教えてもらえて良かったです。それから今日の男の子のケースですが、見ていて胸が痛くなりました。親の主観で男の子があんな目にあっていて、本当に見ていて辛かったです。最後に由井先生のお兄様に腫瘍ができた時のお話ですが、医者に申し訳ないから手術をお決めになったようですが、たった今、私の周りでも、少しそれが理由で、まだちゃんと検査も済んでいないのに動脈血栓の手術を検討している人にも話したいです。
- ありがとうございました。信念の病気、よく分かりました。前年度のインチャコースに入っていましたが、1回目の宿題から、自分がどう思ってるのか言葉にできず、また母の介護と家事でパソコンがうずもれ状態でどうしようか…状態でした。7期に入り、とらこ先生の講義でインチャ癒しが大事であることが分かり、今インチャ癒しを、宿題に導かれながらやって
います。本当に少しずつですが、変な凝り固まった価値観「これが私の信念だ」というのが本当なのか、と思うようになり、ふと、降ってわいたように「あ、これは間違った信念だ」と気付けるようになりました。「3点取った自分を愛し、許すところに愛がある」愛を持てる人になり、ホメオパシーで人をも癒せる人になりたいです。
- 深いお話しの授業でした。ケーステイクの「お医者さんは正しい」については、本当に自分の周りに多いです。私の父しかり、親戚、友人、などなど。お医者の言うとおりにして悪化しているのに、まだ気づかない事も多く見ますが、皆一様に「お医者様でもそうなってしまったのだから仕方がない」という考え方です。だからずっと、疑問を持たないし真実も探らない。私は家族には伝えますが、親戚に伝える事は家族に止められたりします。今後、自分がどうして行くか、またどういうアプローチが良いか探っていこうと思っています。
- 信念の病気のDVDの例は、身につまされるものがありました。その母親の姿は私の家族の様でもあり、医師の言う事は絶対であるということです。犠牲になった男児は自分のように感じました。子供にとって家族がそのような信念を持つことは恐ろしい事だと思います。しかし現代の母親や父親、日本人ほとんど持っている考えの様に感じられ、現代の犠牲者である子供達を何とかして助けなければと感じました。ありがとうございました。
- とら子先生の治療できなかった事例、初めて見ました。本人(母親)だけでなく、子どもが関わってくると、治せない状況が本当につらい現実となってしまうなぁ、と思いました。人の心は、無理矢理にこじ開けることはできない、それが、たとえ違った道に行っているとしても、ただ、いつかきっとわかる時が来ると、ひたすら願うしかない。ホメオパスとして、人として、100%(その時の力)出し切ることが愛であるなら、伝わる(治る)、伝わらない(治らない)関係なく、”間違っていない”を信じようと思います。
- 現在のホメオパシーの在り方がなぜこのようになっているのか、歴史的に教えて頂いた事で流れがわかりました。ハーネマンの書きまわしが難しすぎて、誤解や間違いがうまれたのでしょうが、それにもきっと意味のある事だろと・・・思って、しっかりプラクティカルを学んでいきたいと思います。
- 信念の病気は治せないということで、失敗例として挙げられていましたが、2回目では明らかに異常(やり過ぎ)と思われても最初から見抜くのはなかなか難しいことであり、やはりすべて経験値なのかなと思いました。
- クラシカルとプラクティカルの違いをオーガノンをもとに海外のホメオパスさんの意見も聞きながら理解できてとてもわかりやすかったです。また最後のケースで信念の病気の難しさも実感できました。今日もありがとうございました。
- パネルディスカッションのDVDで、インドでも多くのケント派がおり、彼らはそれを正しいと思い実践しているようですが、真実は1つです。誰が考えてもわかることなのになぜ柔軟な考えができないのか不思議でしょうがないです。残念です。
- 寅子先生のお話しを伺うと、メソッドやプロトコルにこだわらず、患者を治すことが最優先だと思います。最近、プラクティカルを批判する記事をインターネットで時々目にするのですが、メソッドを限定してしまうことに非常に残念な気持ちになります。
- 信念の病気 親の考え方を変えていかないと、子供の人生までも変えてしまう可能性があることを実感しました。ただこれが正しいということをメディアは植えつけているので、それを変えていくのはとても難しい。自分自身の言葉の使い方などももっと勉強していこうと思いました。(言葉の使い方によっていろいろな影響を与えられるのではないかと最近思い始めたので)
- ハーネマンとケントの考え方、違いを理解することができました。病気は自分自身に原因が無いか?認める事が出来なければ治らない。その人が原因を自分に見出さなければ治らないのだと思いました。ケース、症例では、とても残念なケースでした。ありがとうございました。
- 信念の病気という非常に大切なパートをわかりやすく教えていただいてとても為になりました。苦しみを自分の鏡として受け入れ、互助・自助の努力を頑張りたいと思います!ありがとうございました。
- 内容はよく分かりました。特に、ハーネマンは肉体の症状に目を向けろ、という言葉と、自分の心を乱す者の中に自分自身を見なさいという言葉が心にとても響きました。
- 信念の病気、治す困難さをしみじみ感じました。ホメオパシーの学問に精通された愛ある先生のカウンセリング、素晴らしいなあと思いました。ありがとうございました。
- 精神・心はうそをつけても身体・症状はうそをつけないということの重要さを改めて認識しました。
「ホメオパシー基礎後半 歴史 【PM】」の感想
- この度も、ホメオパシーの歴史を学び、国、人によってどのように受け止められ、広められていったかという、とても複雑なものを感じました。まだまだよくわかりきっていない私ですが、”ハーネマン”のホメオパシーを、しっかりと学びよく理解したいとあらためて思いました。歴史的、時代ならではのもの、違う方向へと向かっていった流れ…不思議さと、1度その流れになったからこその真実にも、たどりつくのかなと思いました。ハーネマンの記述がとても意味があったことをお聞きしたことでこれからまなんでいくにあたって、いつも”ハーネマン”にもどることを忘れずにと思いました。
- 前回の復習をしていてポイントの肉付けの部分が良く理解できなかったのですが、今回は前回の復習をしていただいて良くわかりました。ありがとうございました。午前中ケントについて学んだので、更に深く知る事ができて有意義でした。ハーネマン以降のホメオパス達のグループについても一人一人微妙な考え方の差があることに驚きました。
- ハーネマンが生み出したホメオパシーですがヒューズ、ケント、ヘリング、スウェーデンボルグなどいろんな人たちによってそれぞれ捉え方が異なるのだと分かりました。同じホメオパシーでもこんなにも違うとは少しびっくりしました。ほとんど別物のようです。いろいろある中でハーネマンの教えてに沿って学んでいくことが難しいけれど意味のあることなのだと分かりました。がんばってオルガノンを読んでいきたいと思います。ありがとうございました。
- 本日は、午前・午後とクラシカルホメオパシーについて学んだ感じでした。クラシカルについての違いがすごく分かりやすかったです。クラシカルもプラクティカルもあることで、現在のホメオパシーがあるのかなぁと思い、どちらも今のホメオパシーを形成するためには必要だったんだなぁと思いました。クラシカルがある事で、問題を見る事で、プラクティカルの有意が分かりやすかったです。
- ハーネマンの時代とその後の歪みとの対比をとても詳しく説明いただきました。特にケントの思想には、心理的症状やスピリチュアルに重きを置き、ハーネマンの原点とは離れてしまったこと、その誤りが強く広まってしまった歴史を学びました。もし現代のイギリスやドイツ、アメリカ等で、ケント思想的ホメオパシーを学んでしまうと、真実からさらに遠くなってしまいますが、今、ハーネマンに忠実な寅子先生の教えを直接学べることの有難さを再確認でき、良かったです。
- ホメオパシーに関わる重要人物像が完結的にまとまり面白かったです。触れて行く人によってかなり個性が強く過去のみならずこれからの世界にもさまざまな思想のホメオパシーが増えて行くことに興味を持ちました。
- オルガノンの読み解き方がこれでよくわかるようになると思います。一人で読んでいても全く頭に入って来ないのです。今日教えて頂いた事を背景にしておくとより理解しやすくなるのではと思いました。(特にヨーロッパの歴史的背景はよく知らないので)
- 前後半を通して、ホメオパシーの歴史やそれぞれの時代のホメオパシーに関わった方の考え方がよく分りました。ありがとうございました。オルガノンと合わせて復習します。
- ホメオパシーの歴史についてお話頂きました。色々な派があり、様々な特徴があるなと思いました。単純に”マヤズム”という言葉にも昔からの意味がある事を知りました。驚きました。ありがとうございました。
- マヤズムの意味など基礎的な話を詳しく学べてとても良かったです。オーガノンを読み解く上で非常に参考になる授業でした!ありがとうございました。
- ケント主義、特に内から外へ流入の理論、目に見える物は全て「結果」との考え方の違いを理解できました。ただ、良い点は受け入れていこうという姿勢で、楽しく面白く広められるという点ではハーネマン派もケント派を受け入れる必要もあるかと感じました。
- ハーネマンとケントの学術的な違いについてよくわかりました。先生のお話しの中で出た、マーガレット・タイラーという女性に興味がわきました。機会があれば著書を読んでみたいと思います。
- 観念的なお話なので、難しいが、ホメオパシーもその歴史の中で数々の変遷があるということで、また折りを見てプリントを見直し、少しずつ理解して行けたらいいと思っています。ケント派が広まったのもそれなりに魅力があったのはわかりました。
- ホメオパスの系譜や、治療方法(概念)の変遷は、難しかったですが、面白く感じました。「クラシカル」とひとくくりに理解していましたが、その中でも色々な変化や影響が生じ合っていたんだと学びました。ありがとうございました。
- マヤズムに感染していない人類はいない 歴史の流れからみても、必要のないものは存在しないということがよくわかります。ケントがいるからハーネマンがある。切磋琢磨してよりよりホメオパシーが出来上がる、より向上していくのではないかと思います。
- AMの講義とつながる部分が多く、興味深く聞きましたが、とても難しくて、わからない部分が多かったです。ケント、ヒューズなどについては初めて話を聞きました。とらこ先生の話の中でしか知らないことでしたが、読んだら面白そうな気がしました。
- ホメオパシーの歴史の流れを学べて良かったです。もう少し深く知りたい所もあったので、本やインターネットで自分でも学びたいと思いました。
- 歴史の流れは何となく分かりました。「ホメオパシー」と一言で言ってもいつのまにかハーネマンと全く違う方向を向いていたりするんですね。考え方のはっきりした違いが面白いなぁとも思いました。
- 本日もありがとうございました。今日は眠く無かったです。先生の熱の入る所は特に耳に入りました。面白かったです。でも内容は難しいです。(歴史はもともと苦手なので。。。)
- ケントについてさらに詳しい説明が聞けました。全体の把握はできていないかもしれませんが、神秘的な考えを元に、内側から外側へ流入するという事を理解しました。ありがとうございました。
- ホメオパシーの歴史の流れはこういった講義でないとなかなか知ることができないのでありがたかったです。ありがとうございました。
- 第1回に比べて、講義の内容がわりと入ってきやすかったです。