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北海道洞爺の大自然に包まれ癒され、自然の中で体験し学んだとらこ先生と行く洞爺ツアー2013の2日間全行程が終了しました!二日目の本日を振り返って行きましょう。
■御参りからスタート
本日はまずこの農場を守ってくださる八幡神社の参拝からスタートです。山神様、はにやすの神様にご挨拶をいたしました。自然を与えてくださったこと、草花が自然のめぐみを提供し、それらをここで感じることができることに感謝をこめて祝詞を皆で唱えました。みんなの思いが通じたのか今日は昨日よりさらに太陽が強くまぶしい光を与えてくれました。それにしてもとらこ先生がいらっしゃると雨は止み太陽を呼びこみます。すごいです。
■皆で収穫!花摘みと自然の食材摘み
太陽の光をあびて花たちも昨日よりまた一段と美しく照らされていきいきとしています。カレンデュラやエキネシアなど昨日みてまわったものから、お気に入りの花を摘んでいきました。皆の花入れ網がいろんな色の花で彩られていく様子がとてもきれいです。そして花畑の中のみんなが妖精のようにきらきら輝いていい表情をしています。とらこ先生から花々の解説も交えていただきより詳しく学ぶことができました。
花摘みとともに行われたのが山の中の食べられる植物の収穫ツアーです。自然の中に育っているお昼の食材になる草花たちを探しにいざ出発!子供たちと一緒に協力して自然の中での宝探し、冒険のはじまりです。トマトにズッキーニ、セージ、アルファルファ、シンファイタムやイラクサまで、食べられるものをどんどん集めてかごに入れていきます。これらが一体どう料理されるか、お楽しみ。この後行われる実験用のアカネやマシュマロの根っこもスコップで収穫しました。
■米丸先生の実演コーナー
セミナーハウスに戻り、ここからは米丸先生の実演を含めた講義の時間です。マシュマロの根からマシュマロのお菓子はできるのか?アカネの根が赤くなるまで煮詰めた液を使って染物ができるのか?理科の実験あるいは料理教室さながらのアトラクションは楽しく進行しマシュマロはふわふわ甘く子供にも大好評。アカネの草木染めもみんなステキな柄の染物ができあがったようでした。
■お昼は摘みたてハーブの揚げたて天ぷら
お待ちかねのお昼ごはんは先ほど山から採ってきたばかりの摘みたてハーブを豊受田中シェフがてんぷらにしてくれました。野菜、ハーブとして使われるものから、かてものと呼ばれる雑草までいろいろなものを天ぷらにしましたが「おいしい!」「おかわり〜!」と行列が続く大盛況ぶりでした。
■とらこ先生の講義 食べられる植物に含まれるミネラルの力
最後のイベントはとらこ先生の講義です。テーマは食べられる花「エディブルフラワー」について。花を食べる文化はヨーロッパでもメジャーですし、日本でもふきのとうや菊、菜の花などに代表されるように昔の先人達の知恵でもあります。講義では洞爺に咲く草花を中心にその効果効能、含まれるミネラルやミネラル不足が引き起こす問題について教えていただきました。お昼に食べたハーブの天ぷらの好みからも、食の欲求からわかるミネラル不足の問題がみえてくるとのこと。その解決法としてのマザーチンクチャーについても紹介されました。最後にとらこ先生からこの2日間を締めくくる詩が贈られました。植物や自然の姿から私たち人間の心の在り方を見つめ直し大いなるものへの感謝を持ち無条件の愛を発信して行きましょうという素晴らしい詩でした。盛大な拍手とともに講義ならびにツアーの全行程が終了しました。
■二日間を終えて…
おまけとして参加者の皆様には自然農、在来種のF1でない種または苗のプレゼントをお土産にバスは一同を乗せとらこ先生が見送る中、農場を去って行きました。これからまたそれぞれの日常生活に戻りますがここで学んだこと、自然の愛、その中で生かされている感覚、感謝の気持ちを思い出してほしいととらこ先生もおっしゃっていました。皆様にとってこの2日間が特別な意味を持つ体験になってくれたら幸いです。
とらこ先生、参加者の皆様、スタッフの皆様、2日間ありがとうございました。また来年この場所でお会いしましょう。スタッフ一同、草花たちとともにお待ちしております。